●海の日(Marine Day)
1996(平成8)年から、それまでの「海の記念日」を「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とする国民の祝日「海の日」になった。1996年から2002年までは7月20日であったが、国民の祝日に関する法律(祝日法)の改正により、2003(平成15)年から7月第3月曜日となった。「海の日」のもとになった「海の記念日」は1876年明治天皇の東北巡幸の際灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海され、7月20日に横浜港に帰着されたことにちなんでいた。
●神前結婚記念日
1900(明治33)年、東京・日比谷大神宮(現在の東京大神宮)が、新聞記者や大臣等を招いて模擬結婚式を行うなど神前結婚式のPRを行った。家庭で行うのが普通だった結婚式だが、この年の5月10日、皇太子(後の大正天皇)の御婚儀が初めて宮中賢所大前で行われ、国民の間に神前結婚式が知られた。現在の神前結婚式の原型は日比谷大神宮の宮司が、宮中婚礼を参考にして作ったものであると言われている。
●破防法公布記念日、公安調査庁設置記念日
1952(昭和27)年、「破壊活動防止法(破防法)」が公布・施行され、同時に公安調査庁が設置された。「破防法」は、暴力主義的破壊活動を行う恐れのある団体に対する規制措置を定めた法律である。
●自然公園の日
1957(昭和32)年、「自然公園法」が制定された。自然公園とは、自然公園法の規定に基づいて指定された国立公園、国定公園および都道府県立の自然公園の総称。優れた自然の風景地を保護し、その利用によって国民の保健、休養、教化に資することを目的として指定されている。