●成人の日(Coming of Age Day)
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨とする国民の祝日に関する法律(祝日法)による国民の祝日。1948(昭和23)年7月公布・施行の祝日法によって制定され、1999年までは1月15日だった。この日は小正月で、かつて元服の儀が行われていたことに由来する。2000(平成12)年から1月第2月曜日に変更された。
●愛と希望と勇気の日、タロとジロの日
1959(昭和34)年、南極に置き去りにされた南極観測隊の2匹のカラフト犬・タロとジロの生存が確認された。1956(昭和31)年の秋、南極観測船「宗谷」で11人の隊員が東京港を出発。15頭のカラフト犬も犬ぞり隊として参加した。1958(昭和33)年、第2次越冬隊を送り込む為再び「宗谷」は南極に向かったが、厚い氷にはばまれて断念。11人の越冬隊員はヘリコプターで救出されたが、15頭のカラフト犬は救出することができず、鎖につないだまま氷原に置き去りにされた。翌1959(昭和34)年のこの日、ヘリコプターが2頭の生存を確認した。南極から打電されたこのニュースは、世界を愛と希望と勇気の感動で包んだ。ジロは南極で死亡したが、タロは5年後に日本に生還して北海道で余生を過ごした。